北京オリンピックや洞爺湖サミットを目前とした今、『ホスピタリティ』という言葉が社会的なキーワードとなっています。
多くの書店で関連書籍が平積みで並ぶほど注目されているこのホスピタリティ。その語源はラテン語で『客をもてなす、歓待』の意味を持つ『HOSPES(ホスピス)』という言葉です。相手の気持ちを考え、相手に喜んでもらい、満足してもらうことを行動基準とするホスピタリティの精神は、接客業はもちろんのこと、営業や人事など企業活動においても幅広く取り入れられています。
夢我人の取材を進めている中で、何人かのバーテンダーの方とお話をする機会を持ちました。このバーテンダーというお仕事も、そのホスピタリティ能力が非常に重きを持つ職業です。お客様が心地よく過ごすことのできるサービスの提供。お客様が心から満足することができる時間の提供。そんなホスピタリティの向上を常に目指してやまないと彼らは話します。
そんな彼らが口を揃えてそのホスピタリティを見習いたいと話すホテルがあります。それは世界に名だたるクラシック・ホテルとして有名な、シンガポールのラッフルズ・ホテルです。
ラッフルズ・ホテルは欧米で海外旅行がブームとなった19世紀後半の1887年にオープンしました。
開業当初から欧米の社交界で名声を博し、そのホスピタリティを高く評価されたこのホテルには、喜劇家のチャーリー=チャップリンや作家のサマセット=モームをはじめ、ジョン=レノンやマイケル=ジャクソンなど世界中のVIPが訪れ、古今を問わず、その名前を宿泊者名簿に連ねています。もちろん現在でもその評価の高さは変わることがなく、各国首脳や世界の大富豪たちが毎日のように宿泊し、彼らのほぼ全員がリピーターとして繰り返し宿泊しているほどです。
国境や時代を問わず、訪れる宿泊客に心からの満足を与えるラッフルズ・ホテルのホスピタリティ。その真髄とはどのようなものなのでしょうか。
近々、ラッフルズ・ホテルにいる『ホスピタリティ夢我人』を探して、取材を企画しています。